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一升餅と一升米の伝統
子どもの初めての誕生日に行われる一升餅や一升米の祝いは、「一生食べ物に困らないように」という願いを込めた日本の風習です。
ここで使われる「一升」と「一生」は言葉遊びの一種です。
地域によっては、お米を使うところもあれば、角餅や丸餅を用いるところもあります。
最近では、お米が選ばれることが多くなっています。
その理由の一つは、お祝いに来た人々にお米を分けやすいことや、万が一お祝いが延期になった際の保存性の良さです。
注目すべき点は、子どもにとっての重さの違いです。
お餅は約2kgなのに対し、お米は約1.5kgと軽量です。
満1歳の男の子は体重が約7.7〜11kg、女の子は約7.2〜10.5kg程度で、1.5kgのお米は子どもにとってはかなりの重さです。
50kgの大人が10kgのリュックを背負うのと似た負担と言えるかもしれません。
お米を選ぶとしても、その重さは決して軽いとは言えないのです。
まとめ
1升のお米は容量を意味し、約1.5kgの重さです。
「2合のお米を炊く」という表現をよく聞きますが、「合」も「升」と同じく容量を表す単位で、東アジアで昔から使われる尺貫法に基づいています。
この単位をよく知られているリットルや㏄に変換すると、1合は約180㏄(180ml)、1升は約1.8リットルとなります。
炊きあがった1升のお米は約3.5kgに増加し、中盛りサイズのお茶碗で約23杯分に相当します。
近年、家庭では核家族化が進み、炊飯器も5合炊きが主流になっています。
そのため、1升のお米を炊く機会はほとんどありませんが、これらの情報を覚えておくと、いつか役立つかもしれませんね。
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