1キロメートルを歩くのにどれくらい時間がかかるか?
まずはその基準を見てみましょう。
不動産や施設の案内でよく見かける「徒歩○分」という表示は、通常、徒歩1分で80メートルを歩けるという計算に基づいています。
この基準は、不動産関連の法律で使われており、昭和38年に健康的な女性がパンプスを履いて歩いた速度を基準として採用されたものです。
これが日本人の平均的な歩行速度とされています。
この基準に従うと、1キロメートル(1km)を歩くのには約12分30秒かかります。
また、より長い距離を歩く場合の目安もあります。
- 1km: 約12分30秒
- 2km: 約25分
- 3km: 約38分
- 4km: 約52分
これらは歩く距離に応じたおおよその時間です。
一般的見解
一般的には、徒歩で1キロメートルを12分30秒で歩けるとされますが、これは一概に当てはまるわけではありません。
歩行速度は個人によって異なり、さまざまな条件によっても変動します。
1キロメートルを歩くのにかかる時間に影響を与える主な要因をいくつか挙げてみましょう。
まず、天候の影響は無視できません。
また、履いている靴や着ている服装も、歩行速度に大きく影響します。
交通信号での待ち時間や坂道の存在も、所要時間を変える要素となり得ます。
そして、年齢や歩行の速さも重要な要因です。
これらの条件を考慮すると、徒歩で1キロメートルを歩く時間は、一般的な目安よりも変動することがあります。
天候の影響
徒歩での移動時、天候は大きな影響を与えます。
例えば雨天では傘を差す必要がある上に足場も滑りやすくなり、通常よりも時間がかかります。
実際に、以前1キロの距離を徒歩で通っていた時、雨の日は約20分かかっていました。
靴や服装の影響
次に、靴や服装も重要です。
一般的に「1キロ=約13分」とされるのは、パンプスを履いた健康的な女性の歩行速度に基づいていますが、慣れない靴ではもっと時間がかかることも。
逆にスニーカーならより快適に歩けます。
例えば、お祭りで浴衣を着ている時は、1キロを歩くのに20~30分かかることもあります。
外部環境からの影響
また、信号待ちや坂道、人混みも考慮に入れるべきです。
理想的な条件下では1キロを約13分で歩けますが、実際にはこれらの要因で時間が延びることもあります。
年齢差による影響
最後に、個人の歩く速さや年齢も関係してきます。
例えば、Yahoo!地図では以下のような歩行速度を選択できます。
- 3km/時(ゆっくり): 約20分
- 4km/時(少しゆっくり): 約15分
- 5km/時(普通): 約12分
- 6km/時(急ぐ): 約10分
徒歩での移動について考えると、急いで歩けば約13分、しかし信号や坂道などを考慮して、余裕をもって15~20分を見積もると良さそうです。