開封後のお米の適切な保存期間と保存方法
開封後のお米の適切な保存期間と保存方法について考えてみましょう。
お米は開封後どれくらいで食べきるべきでしょうか?
一般的に、白米は常温で保存した場合、1ヶ月以内に食べることが推奨されます。
季節によって保存期間は異なり、冬ならば2~3ヶ月、夏や梅雨の時期には2~3週間が適しています。
精米されたお米は酸化が進むため、美味しく食べるためには、1ヶ月以内に消費できる量を購入するのが良いです。
また、お米を美味しく保つためには保存場所の条件も重要です。
主な注意点は「温度」「湿度」「空気」で、以下のような場所が適しています。
- 直射日光の当たらない暗い場所
- 温度変化が少ない場所
- 湿度が低い場所
- 他の食品のにおいが移りにくい場所
例えば、台所のガスコンロ下や日光が直接当たる場所は温度が上がりやすく、虫が発生しやすいです。
また、流し台下など湿度が高い場所はカビの発生リスクがあります。
最適な保存場所は「冷蔵庫」です。
お米を密閉できる容器やジップ付きの保存袋に入れて、冷蔵庫の野菜室での保存がおすすめです。
冷蔵庫であれば、おおよそ3ヶ月が保存の目安となります。
また、冷蔵庫用の米びつも市販されており、これを使うと場所を取らず便利です。
炊いたご飯の保存方法
炊いたご飯の保存方法として、炊飯器での保温、常温保存、冷蔵庫、冷凍庫の4つの方法がありますが、どの方法が一番良いでしょうか。
最も美味しく保存できるのは「冷凍」です。
お米に含まれるでんぷんが水分を失うと、「老化」という現象が起こり、食感が硬くなり風味が落ちます。
この老化を防ぐためには、水分を含んだ状態で冷凍するのが効果的です。
1.炊けたばかりの熱いうちにラップで包む
炊けたご飯は、保温による劣化を避けるために早めにラップで包みます。
熱いうちに包むことでラップに水滴がつくのですが、この水分が重要です。
平らに包むと冷凍・解凍がスムーズに行えます。
2.すぐに冷凍する
ラップで包んだご飯の粗熱が取れたら、すぐに冷凍庫に入れます。
アルミトレーやアルミホイルを使うと、より早く冷凍できます。
3.解凍は電子レンジで
自然解凍や冷蔵庫で解凍すると時間がかかり、ご飯のでんぷんが固くなりがちです。
電子レンジで加熱することで、ふっくらと柔らかいご飯を再現できます。
適してない保存方法
炊飯器や冷蔵庫でのご飯の保存方法については注意が必要です。
炊飯器で長時間保温しておくと、ご飯が乾燥してしまったり、色が変わったり、変なにおいがついてしまう可能性があります。
保温は最長で5~6時間以内が望ましいです。
また、冷蔵庫での保存も推奨されません。
なぜなら、冷蔵庫内の温度がでんぷんの劣化につながりやすく、ご飯のパサつきや味の低下の原因になるからです。
まとめ
一人暮らしの場合、約26日で5キロのお米を使い切ることができます。
ご飯茶碗一杯あたりのコストも約25円と、外食に比べてコストを抑えることが可能です。
美味しくお米を楽しむためには、短期間で食べきれる量を購入し、適切な保存場所と方法を選ぶことが大切です。