静音化された単語の例
私たちの日常生活には、英語の本来の発音から逸脱して静音化された単語が数多く存在します。
たとえば、
英語の「Dog(犬)」が日本語では「ドック」と発音されることがあります。
「Bed」が「ベット」となる。
「Dodgeball」が「ドッチボール」と呼ばれることも。
これらの例を見ると、皆さんの中にも静音化してしまう言葉があるかもしれませんね。
このように日本語化された英語、いわゆる「ジャパニーズイングリッシュ」は、ネイティブスピーカーには理解されにくいことが多いです。
日本人が英語を苦手とされる一因に、このような発音の習慣があるのかもしれませんね。
「グッズ」という発音もまた正しくない理由
先に「グッズ」と「グッツ」のどちらが正しいかという話をしましたが、厳密に言うと、英語の正確な発音からは少し外れています。
英語で「goods」という単語を考えてみましょう。この単語は、「good」という単語に複数形を示す「s」が付いた形ですね。
カタカナで「good」を表記すると「グッド」になります。
ですから、これを複数形にした場合、正確な発音は「グッヅ」になると言えるのです。
つまり、ネイティブの発音に最も近いのは「グッズ」ではなく「グッヅ」になります。
ただし、文字表記としては「グッズ」でも問題ないとされています。
まとめ
「グッズ」と「グッツ」は意味では変わらず、異なるのは発音だけです。
「グッツ」という表現は、英語「goods」の語尾の濁音を静音化したもので、実際にはこの表現自体は存在しません。
正しい発音は「グッズ」が近いですが、ネイティブの発音に最も近いのは「グッヅ」です。
つまり、発音の正確さで並べると「グッヅ→グッズ→グッツ」となります。
しかし、書き言葉としては「グッズ」でも「グッヅ」でも問題ないことが判明しました。
日本人の英語に対する苦手意識が垣間見える結果となりました。
英語圏の人と「goods」について話す機会があれば、「グッツ」と発音しないよう注意しましょう。